家づくりをするとき、保証が長いハウスメーカーを選ぶと安心だと思っていませんか?
しかし、保証が長いからといって、必ずしも良いとは限りません。
実は、保証が長いハウスメーカーには、危険な落とし穴が隠されていることがあります。
この記事では、保証が長いハウスメーカーが危険な理由や落とし穴、そして選ぶときの注意点を、不動産業界の専門家の視点から解説します。
この記事を読めば、家づくりで失敗しないために知っておきたいことがわかります。
家づくりで保証に騙されないためには、保証内容や条件だけでなく、品質やサービスなども総合的に判断することが大切です。
保証を長くすることでハウスメーカーはお客様を丸めこめる。詐欺の手口に近いように感じるのは角刈りだけ?長期保証で無料点検と称して、有料工事に誘導し、安いリフォーム業者にお客様を取られないようにしているだけ。他社でリフォームすれば長期保証の対象外となるからできない。でも、ハウスメーカーのリフォームは高額。さらに、想定外の内容は保証の対象外。保証が長いことを推してくるハウスメーカーは、危険。もちろん角刈りの感想。
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保証が長いハウスメーカーが危険な理由
ハウスメーカーを選ぶとき、保証期間は重要なポイントの一つです。
住宅は長く住むものですから、できるだけ長い期間、安心して暮らしたいと思うのは当然です。
しかし、保証期間が長いからといって、それが必ずしも良いとは限りません。
保証が長いハウスメーカーには、注意すべき点がいくつかあります。
長期間の囲い込みが、保証の真実
保証は無料ではない!
まず、保証期間が長いということは、その分、建築費に上乗せされている可能性が高いということです。
保証は無料ではありません。
ハウスメーカーは、将来的に発生するかもしれない修繕費用やクレーム対応費用を見込んで、建築費に反映させています。
そのため、保証期間が長ければ長いほど、建築費は高くなります。
さらに、無料の保証には厳しい条件が付きます。
例えば、自然災害は保証対象外、通常損耗は保証対象外などなど。。。
保証の長さよりもそもそもの建物の性能が重要。
保証を長くするためには制約がある。
次に、保証期間が長いということは、その分、条件や制約が厳しくなるということです。
保証期間中に定期的な点検やメンテナンスを受けることが義務付けられている場合が多く、それらの費用は有償である場合もあります。
また、保証対象外の部分や原因については、修繕費用を自己負担しなければなりません。
さらに、保証期間が長いということは、その分、ハウスメーカーの存続性や信頼性を確認することが必要になるということです。
保証期間中にハウスメーカーが倒産したり廃業したりした場合、保証書は紙切れになってしまいます。
そのため、ハウスメーカーの経営状況や資産確保の方法をチェックすることが大切です。
以上のように、保証が長いハウスメーカーには危険な理由があります。
保証期間だけでなく、保証内容や条件もしっかり比較検討しましょう。
保証が長いハウスメーカーの落とし穴
家を建てるときに、ハウスメーカーの保証期間は気になるポイントの一つです。
保証期間が長いほど、安心して住めると思うかもしれません。
しかし、保証期間が長いからといって、必ずしも良いとは限りません。
実は、保証期間が長いハウスメーカーには、落とし穴があるのです。
保証期間が長いハウスメーカーの落とし穴について、3つのポイントで解説します。
落とし穴1:保証内容が曖昧で不十分な場合
ハウスメーカーの保証は、一般的には基礎や構造体、外壁や屋根などの重要な部分に対して、欠陥や劣化による倒壊や雨漏りなどの被害を防ぐためのものです。
しかし、保証内容はハウスメーカーによって異なります。
保証対象となる部位や範囲、保証期間や条件、保証書の記載内容などをよく確認しなければなりません。
例えば、基礎や構造体については、20年から30年という長期保証をしているハウスメーカーもありますが、その場合でも、地盤沈下や地震などの自然災害による被害は保証対象外となることが多いです。
また、外壁や屋根については、15年から20年という長期保証をしているハウスメーカーもありますが、その場合でも、塗装や防水層の劣化による色あせやひび割れなどの美観上の問題は保証対象外となることが多いです。
さらに、付帯設備や内装については、1〜2年程度の短期保証をしているハウスメーカーがほとんど。
その場合でも、水道やガスなどの配管や器具、電気や空調などの機器、床や壁紙などの仕上げ材などは、使用頻度や環境条件によって劣化するものです。
そのため、通常の使用による故障や傷みは保証対象外。
このように、保証が長いからといって安心できるわけではありません。
保証内容が曖昧で不十分な場合は、将来的に自己負担で修繕費用がかかる可能性が高くなるため、ハウスメーカーの保証内容を比較する際には、単純に期間だけでなく、対象範囲や条件もしっかり確認しましょう。
落とし穴2:保証期間が長すぎてコストが高くなる場合
ハウスメーカーの保証は、無償で提供されているわけではありません。
ハウスメーカーは、将来的に発生するかもしれない修繕費用やクレーム対応費用を見込んで、建築費に反映させています。
そのため、保証期間が長ければ長いほど、建築費が高くなるのです。
保証期間が長いハウスメーカーは、その分、建築費に保証費用を上乗せしています。
保証費用は、ハウスメーカーによって異なりますが、建築費の5%~10%程度と言われています。
つまり、保証期間が長ければ長いほど、最初に支払う建築費が高くなるということです。
例えば、3000万円の建築費で家を建てた場合、保証費用は150万円~300万円になります。
しかし、保証期間が60年のハウスメーカーでは、建築費は3300万円~3600万円になる可能性があります。
つまり、最初に300万円~600万円も多く支払わなければならないということです。
もちろん、保証期間が長いことによって、将来的に修繕費用を節約できる可能性もあります。
しかし、それはあくまで可能性であり、必ずしも実現するとは限りません。
実際には、保証期間中に発生するトラブルや欠陥は非常に少なく、ほとんどの場合は自己負担で修繕しなければならないことが多いです。
そのため、保証期間が長いからといって安心できるわけではありません。
むしろ、保証期間が長すぎる場合は、コストパフォーマンスが悪くなる可能性が高いと言えます。
ハウスメーカーの保証期間を比較する際には、単純に長さだけでなく、コストもしっかり考慮しましょう。
落とし穴3:保証期間中にハウスメーカーが倒産する場合
ハウスメーカーの保証は、ハウスメーカーが存続している限り有効です。
しかし、ハウスメーカーが倒産してしまった場合はどうなるでしょうか?
残念ながら、ハウスメーカーの保証は無効。
例えば、20年の保証を受けて家を建てたとします。
しかし、10年後にハウスメーカーが倒産してしまった場合はどうでしょうか?
残りの10年分の保証はどこにも行き場がありません。
もし、その後に雨漏りや構造不良などのトラブルが発生した場合は、自己負担で修繕しなければなりません。
このように、保証期間中にハウスメーカーが倒産する場合は、大きなリスクを背負うことになります。
特に最近は、ハウスメーカーの倒産が増えているというニュースをよく聞きます。
例えば、2022年には、名古屋の「考建」が破産開始決定を受けました。
また、2018年から2019年にかけては、富士ハウス、野村ホーム、三井物産ハウステクノなどの大手や中堅のハウスメーカーが相次いで倒産。
これらの倒産は、住宅需要の減少やコロナ禍の影響だけでなく、経営判断の誤りや資金繰りの悪化などが原因とされています。
ハウスメーカーの倒産によって被害を受けた施主は数多くいます。
倒産したハウスメーカーからは保証やアフターサービスを受けることができませんし、建設中に倒産した場合は家が完成しないまま放置されることもあります。
また、倒産したハウスメーカーに支払った金額は返還される可能性が低く、多額の損失を被ることになります。
そのため、保証期間中にハウスメーカーが倒産する場合は、大きなリスクを背負うことになります。
ハウスメーカーを選ぶ際には、保証期間だけでなく、財務状況や信用度もしっかり確認しましょう。
保証が長いハウスメーカーを選ぶときの注意点
家を建てるときに、ハウスメーカーの保証期間は重要な要素の一つです。
保証期間が長いほど、将来的に発生するかもしれないトラブルや欠陥に対して、ハウスメーカーが責任を負ってくれるという安心感があります。
しかし、保証期間が長いからといって、安易にハウスメーカーを選んではいけません。
実は、保証期間が長いハウスメーカーには、注意すべき点がいくつかあります。
保証期間が長いハウスメーカーを選ぶときの注意点について、3つのポイントで解説します。
注意点1:保証内容や条件をしっかり確認する
保証期間が長いハウスメーカーを選ぶときの注意点の一つ目は、保証内容や条件をしっかり確認すること。
保証期間が長いからといって、すべての部分や項目が保証されているわけではありません。
ハウスメーカーによって、保証の対象や範囲は異なりますし、保証を受けるためには、定期的な点検やメンテナンスなどの条件がある場合もあります。
また、保証期間が長いということは、その分、保証費用が高くなっている可能性もあります。
そのため、保証期間だけでなく、保証内容や条件も比較検討する必要があります。
保証内容や条件は、ハウスメーカーのホームページや資料に記載されている場合が多いですが、分かりにくい部分や不明な点は、ハウスメーカーに直接確認しましょう。
注意点2:保証期間だけでなく、品質やサービスも比較する
保証期間が長いハウスメーカーを選ぶときの注意点の二つ目は、保証期間だけでなく、品質やサービスも比較することです。
保証期間が長いからといって、必ずしも品質やサービスが良いとは限りません。
実際には、保証期間が長いことで、品質やサービスに対するモチベーションが低くなる場合もあります。
また、保証期間が長いことで、建築費や利益率が低くなるために、品質やサービスに妥協する場合もあります。
そのため、保証期間だけでなく、品質やサービスについてもしっかり評価する必要があります。
品質やサービスについては、ハウスメーカーの実績や評判、施工例や見学会、口コミや体験談などを参考にしましょう。
注意点3:保証期間中に必要なメンテナンスや点検を行う
保証期間が長いハウスメーカーを選ぶときの注意点の三つ目は、保証期間中に必要なメンテナンスや点検を行うことです。
保証期間が長いからといって、家を放置しておけば良いというわけではありません。
家は長く住むほど、劣化や汚れが進みますし、トラブルや欠陥が発生する可能性もあります。
そのため、保証期間中にも定期的にメンテナンスや点検を行って、家の状態をチェックしましょう。
メンテナンスや点検は、ハウスメーカーに依頼する場合と自分で行う場合があります。
ハウスメーカーに依頼する場合は、費用や頻度などを確認しましょう。
自分で行う場合は、ハウスメーカーから指示やアドバイスを受けましょう。
メンテナンスや点検を怠ると、保証の対象外になる場合もありますので注意しましょう。
保証に頼らない住宅づくりが重要
住宅は一生に一度の大きな買い物です。
だからこそ、安心して長く住める家を建てたいと思うのは当然です。
しかし、安心のためには、ハウスメーカーの保証だけでは不十分です。
保証はあくまで万が一の場合の補償であり、家の品質や性能を保証するものではありません。
保証に頼らない住宅づくりをするためには、ハウスメーカーで建築するときに構造と性能をしっかりと確認することが重要。
構造と性能を確認する重要性
構造と性能を確認することで、どのようなメリットがあるのでしょうか?
まず、構造については、家の骨組みとなる部分です。木造や鉄骨造など様々な種類がありますが、それぞれに耐震性や耐久性、防火性などの特徴があります。
例えば、鉄骨造は地震に強く、火災にも安全ですが、コストが高く、断熱性能が低いというデメリットもあります。
自分の予算や好みに合わせて、最適な構造を選ぶことができます。
次に、性能については、家の快適さや省エネ効果に関わる部分です。
断熱性能や換気性能、太陽光発電やHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)など様々な項目があります。
例えば、断熱性能が高い家は、冬は暖かく、夏は涼しく、光熱費も節約できます。
また、太陽光発電や蓄電池の導入は、電気代が高騰する現代に必須。
未来の見えない保証よりも構造と性能の安心。
ハウスメーカーで建築するときに構造と性能を確認することは、保証よりも重要。
構造が丈夫で高い性能を誇る住宅を建築すれば、保証に頼らない住宅づくりができます。
保証はあくまで万が一の場合の補償であり、家の品質や性能を保証するものではありません。
保証期間が過ぎた後も、家の寿命や快適さを維持するためには、定期的なメンテナンスや修繕が必要です。
しかし、構造が丈夫で高い性能を誇る住宅なら、メンテナンスや修繕の頻度や費用を抑えることができます。
また、構造が丈夫で高い性能を誇る住宅は、環境にも優しい住宅です。
断熱性や省エネ性が高い住宅なら、冷暖房の使用量やCO2排出量を減らすことができますし、耐震性や耐久性が高い住宅なら、地震や災害による被害や廃棄物を減らすことができます。
太陽光発電やHEMSなどのシステムを導入すれば、自然エネルギーの利用やエネルギー管理にも貢献できます。
以上のように、未来の見えない保証よりも今の安心を選ぶことは、自分だけでなく家族や社会にもメリットがあります。
構造が丈夫で高い性能を誇る住宅を建築することが保証に頼らない住宅づくりにつながる。
ハウスメーカーの保証、その落とし穴
Sさん一家は、念願の新築一戸建てに引っ越した。
大手ハウスメーカーの建売住宅で、最新の設備やデザインに家族全員が心を躍らせていた。
しかし、その喜びも束の間、住み始めて間もなく、あちこちで不具合が出始めた。
最初に気付いたのは、リビングの天井からポタポタと水が漏ることだった。
Sさんはすぐにハウスメーカーに連絡し、担当者が調査に来た。
しかし、担当者は「これは自然災害による雨漏りなので、保証の対象外です」と説明した。
Sさんは、最近強い雨が降った覚えはなかったが、担当者の言葉に納得せざるを得なかった。
その後も、キッチンシンクの水漏れ、洗面台のタイルの剥がれなど、小さなトラブルが続いた。
Sさんは、毎回ハウスメーカーに連絡したが、毎回「保証の対象外」という返事だった。
担当者は、「ご使用上の問題」や「経年劣化」といった理由を挙げ、Sさんの訴えを聞き入れようとしなかった。
Sさんは、このままではいけないと思い、消費者センターや住宅に関する相談窓口に相談した。
担当者から、契約書の内容やハウスメーカーの保証範囲について詳しく説明を受け、再度ハウスメーカーと交渉することにした。
しかし、ハウスメーカー側は頑として態度を軟化させなかった。
Sさんは、弁護士に相談し、法的措置も検討したが、費用や時間的な負担を考えると、現実的ではないと判断した。
最終的に、Sさん一家は、自費でこれらの不具合を修理することになった。
新しい家に期待していたはずが、思わぬ出費と精神的な負担に、Sさん一家は大きなショックを受けた。
この経験を通して、Sさんは、住宅を購入する際には、ハウスメーカーの保証内容をしっかりと確認し、契約書を慎重に読むことの大切さを痛感した。
また、万が一、トラブルが発生した場合には、一人で悩まずに、消費者センターや住宅に関する相談窓口に相談することが重要だと学んだ。
Sさん一家のようなケースは、決して珍しいものではない。
ハウスメーカーの保証は、消費者を保護するための制度だが、その一方で、巧妙な言葉で責任を回避しようとするケースも少なくない。
住宅は、一生に一度の大きな買い物だ。
後悔のないように、慎重に選び、しっかりと情報収集することが大切である。
まとめ
家づくりで失敗しないためには、保証が長いハウスメーカーに騙されないことが大切です。
保証期間が長いからといって、安心できると思わないでください。
保証期間が長いハウスメーカーには、落とし穴があります。
その落とし穴を回避するためには、以下の3つのポイントに注意しましょう。
- 保証内容や条件をしっかり確認する
- 保証期間だけでなく、品質やサービスも比較する
- 保証期間中に必要なメンテナンスや点検を行う
これらのポイントを踏まえて、保証期間だけでなく、保証内容や条件、品質やサービスなどを総合的に判断しましょう。
そうすれば、家づくりで失敗するリスクを減らすことができます。
家づくりの落とし穴にハマる前にFP相談
家づくりは一生に一度の大きな買い物です。
しかし、家づくりには様々な落とし穴があります。
例えば、保証期間が長いハウスメーカーに騙されたり、建築費やローンの見積もりが甘かったり、建設中にトラブルが発生したりということがあります。
これらの落とし穴にハマると、家づくりが失敗に終わるだけでなく、財政的にも大きなダメージを受けることになります。
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