「トヨタホームってどう?」
「トヨタホームっていくらくらいすんの?」
「実際どうなのトヨタホーム?」
トヨタホームの全てをリサーチしたのでまとめていきます。
この記事を読むと良いことある人
- これからハウスメーカーで住宅の新築を検討している人
- トヨタホームが気になっている人
- プロの目から見たトヨタホームの真相を知りたい人
トヨタホームを丸裸にしていきます。
坪単価は100万弱。耐震等級は必ずしも3ではない。UA値は0.6程度。弱い。トヨタブランド好きか、建築条件付きなどの分譲地の場所がどうしても良いという場合は買い。軽量鉄骨住宅ならほかの選択肢はいくらでもあるし、価格が安いわけでもなく、性能が高いわけでもないから、営業マンや作り込まれたホームページに流されないように注意が必要。あくまで角刈りの感想。
【街づくりがヤバい】トヨタホームの価格含めた特徴と評判まとめ
トヨタホームの最大の強みは産官学共同で連携した大規模街づくり
建物自体は一般的な軽量鉄骨住宅だが、
街づくりされた環境が構築されているので入居後の生活環境が担保されている。
住宅を建築する場合は既存住宅の建て替えか、土地を購入しての新築。
土地を購入して新築の場合は、引っ越してみたら近所の人とトラブルが起こることも少なくない。
トヨタホームが実施する街づくりであれば、
同じタイミングで同じくらいの家族構成の人々がいるコミュニティに所属することができる。
年代も近い人が集まりやすい為、近隣トラブルになる確率を抑えることができる。
トヨタホームの商品タイプと坪単価
トヨタホームは商品タイプがシンセシリーズとエスパシオシリーズに分かれている。
エスパシオシーズが富裕層向けのイメージ。
企画型の商品から富裕層向けまで幅広く取り揃えている。
トヨタホームの工法
鉄骨ラーメン構造
軽量鉄骨柱は125mm角
厚さ3.2ミリの軽量鉄骨
防錆処理は、車づくりから生まれたカチオン電着塗装
塗料の入った電着槽に鉄骨を丸ごと浸し表面をガード。
裏側や小さな部品などの細かい部分にもムラなく錆止めができる
60年を想定した実験でもサビの発生なし
外側から、カチオン電着塗装、リン酸亜鉛皮膜、高耐久メッキ層を儲けて錆をガード。
一番初めに外側のメッキ層が犠牲になり、鉄を守る。
メッキ層が全て錆きってもリン酸鉄被膜が進行を止める
劣化を防ぐため錆止め後の溶接を最小限にしている。
また、溶接箇所は防錆テープで完全防備。
自社工場施工だから、表面の塗装に傷がつきにくいのも特徴の一つ。
トヨタホームの外壁
オリジナル仕上げ塗装HDセラコート
HDセラコートはスーパーファイントップとシリカファイントップの2種類
スーパーファイントップはツルツルな仕上げ
シリカファイントップはレンガのようなマット仕上げ
メタルウェザー試験で30年相当の美しさが保たれている
メタルウェザー試験は強い日差しや過酷な自然条件を短時間で再現する試験
ナノ親水タイルもあり。
ナノ親水タイルは汚れを水が絡め取りやすい仕組みのタイルだが、
汚れを分解して落としてくれるわけではない。→汚れるタイル。
トヨタホームの耐震性
地震実験施設にて、震度6以上の地震を17回、トータル90回実験し構造体に損傷なし
耐震+制震で耐震性能を発揮する。
耐震等級3が採用されるかは、プランと仕様によるため、あなたの家が耐震等級3に該当するかどうかは確認が必要
制震システムT4は地震エネルギーを高粘性シリコーンオイルが吸収する仕組み。
T4は外壁周りに設置して建物の変形を抑える。
トヨタホーム間取りの特徴と工期
最大35畳の柱なし空間ができる。
住まいの85%が工場生産で質の高い住宅が提供できるのは魅力的。
基礎から引き渡しまで45日程度で完成できるので、建て替えを検討する場合は、
仮住まいの期間を短くすることが可能。
トヨタホームの断熱性
断熱材はグラスウールを採用。
窓は二重窓
UA値は0.6程度。
性能は低い。
トヨタホームの全館空調
全館空調スマートエアーズ採用
デンソーが製造している
一般的な全館空調システムと同じエアコンの風を送り込む仕組み
基礎断熱採用で床下にエアコンの空気を送り込み室温を調整する。
空気の出口がフローリング部にあり、埃の巻き上げが懸念ポイント。
家中で花粉をはじめとする粉塵を舞い上がらせ続けてしまう。
トヨタホームの換気
ピュア24セントラル
第一種換気システムで給気も排気も機械で強制的に実施。
換気時に外気を室温に近づけて給気する仕組みの、
熱交換効率は82%と性能は特別優れているわけではない。
PM2.5は99%除去
トヨタホームにしかないメリットデメリットまとめ
トヨタホームにしかないメリット
- トヨタグループ提携割引
- 大規模な街づくり
トヨタグループに勤務している方はトヨタ割引を受けることが可能。
また、トヨタホームの最大のメリットは街づくり。
トヨタホームが行う大規模な街並みは魅力的。
周辺環境も整備された街を求める方にとってトヨタホームは最適。
トヨタホームのデメリット
- 外気の影響を受けやすい軽量鉄骨造と繊維系断熱材の組み合わせ
- 構造・性能に対して価格が高い
- 全館空調システム
外気の影響を受けやすい軽量鉄骨造と繊維系断熱材の組み合わせのため、
暮らし方にもよるが、光熱費はかかりやすい。
商品タイプ紹介の項目で記載したが、価格は大手ハウスメーカー価格。
企画型から富裕層向けまでラインナップは豊富だが、ローコストではない。
全館空調システムはランニングコストとメンテナンスコストに課題がある。
電子機器なので使えば寿命がくるし、ダクトが長いのでメンテナンスも容易ではない。
全館空調を含めた長期的にお金のかかりにくい住宅の作り方は、
プロの目から見たトヨタホームの評判
構造、工期、全館空調、防錆処理も他の軽量鉄骨メーカーと差はない。
軽量鉄骨で大空間が作れるのは、特別なことではない。
極めて平均的な建物を提供するトヨタホームだが価格は大手ハウスメーカー価格。
タイルは汚れを分解する機能が搭載されていないため、
長期的に考えるとお手入れは必要。
全館空調もメンテナンス費用を考慮して慎重に選択する必要あり。
軽量鉄骨住宅で断熱材の量が少ないので冷暖房費用が心配
全棟が耐震等級3に該当するわけではない。
軽量鉄骨住宅につき解体時の費用が木造と比べて高額
家を建てるときには周辺の住環境も気になるもの。
トヨタホームが作る大規模な産学官を巻き込んだ街づくりは最大の強み。
トヨタホームがオススメの人
特徴から見えたトヨタホームでの建築がオススメの人
トヨタグループは大企業につき関連会社も多い
トヨタホーム関連会社に勤務している方は割引対象。
産学官5社連携による街づくりをはじめとする、
大規模分譲地はトヨタホームを選択する最大のメリット
あなたの建築希望エリアにトヨタホームが展開する大規模分譲地があるなら、トヨタホーム一択になり得るだろう。
トヨタホームでの建築がオススメでない人
どのハウスメーカーもホームページ上では高気密高断熱のZEH仕様。
トヨタホームも同じく高気密高断熱と記載があるが、
構造は軽量鉄骨の断熱材はグラスウールで非常に薄い。
冷暖房費用をはじめとする光熱費を抑えたいのであればトヨタホームはオススメできない。
坪単価も大手ハウスメーカー価格のため初期費用を抑えたい人にも向いていないだろう。
初期費用を抑えたハウスメーカーを選びたいなら、
外壁はタイルだが親水性に頼ったタイルのため「汚れにくい」が「汚れる」。
将来的なメンテナンス費用がかかる前提で毎月貯金をしておく必要がある。
メンテナンス費用冷暖房費用を抑えた住宅を建築したいなら、
トヨタホームの大規模分譲地は今後も規模を拡大していく予定。
現段階で大規模分譲地が建築希望エリアに存在しない場合は、
トヨタホームの街づくりが展開されることを待つのもアリ。
それだけ産学官の連携した未来の街は魅力あふれる。
建物自体は一般的な軽量鉄骨住宅の為、
建て替えの場合はもう少し他のハウスメーカーを検討しても良いかもしれない
まとめ
建物自体は一般的な軽量鉄骨住宅のトヨタホーム。
しかし、街づくりをさせたら右に出るハウスメーカーはいない。
とにかく大規模な街づくりが得意。
もしあなたがお住まいの地域にトヨタホームが展開する「街」が存在するのであれば、
売り切れる前に迷わず購入して良いだろう。
家づくりで損しない為にライフプランが必要
家づくり損しない為にはライフプランから家づくりをスタートさせることが重要。
各ハウスメーカーへの資料請求は不要。
各ハウスメーカーの資料はイメージ戦略で良いことしか書いていない。
オプション仕様で着飾った建物のカタログを見ても、夢は膨らむが現実に反映することが難しい。
必要なことは毎月どのくらいの金額まで支払うことができるかの確認をすること。
綿密な計画を立てることが住宅ローンで失敗しないコツ。
住宅を建築した結果で住宅ローンに追われる生活にならないように、
住宅を検討するときにはライフプランからスタートする。
ライフプラン活用の詳細は、お金の不安を0にする!住宅購入前にFP相談が必須の理由を確認ください。
コメント