こんな疑問に答えていきます!
分譲住宅とは、建売業者が土地を仕入れて住宅を建てて販売する住宅のことです。
分譲住宅は、すぐに入居できることなどのメリットがありますが、デメリットもあります。
例えば、自分の好みに合わない間取りやデザインであったり、周辺環境が悪かったりすることがあります。
そんな分譲住宅の中には、なかなか売れない物件があります。
これを「売れ残り」と呼びます。
売れ残りは、業者にとっては在庫となってしまうので、早く売りたいという思いが強くなります。
そのため、値引き交渉がしやすくなったり、お得な特典が付いたりすることがあります。
分譲住宅の売れ残りを狙うメリットとデメリット
分譲住宅の売れ残りを狙うメリットとデメリットについて、以下のように説明します。
メリット:買付証明書で価格を下げる交渉ができる
分譲住宅の売れ残りは、建売業者にとっては在庫となってしまうので、早く売りたいという思いが強くなります。
そのため、買い手が現れたら、なるべく取引を成立させたいと考えます。
買い手の購入の意思表示が買付証明書。
買付証明書を不動産業者に提出する際に購入希望金額を提示する。
業者は、買付証明書で指示された金額を元に、値引き幅を検討して販売します。
また、分譲住宅の売れ残りは、競合物件が少なくなっていることも多いので、値引き交渉の余地が広がります。
そもそも、
分譲する側は、売れ残りも想定して高めの金額で売り出す。
不動産は所有しているだけで税金がかかるから、保有する機関が長ければ長いほど赤字。
赤字を避けるために、売れ残りは金額を落として売却する。
売れ残りが熱いけど、あんまり売れ残りを期待すると他の人に売れちゃう可能性があるので匙加減が難しい。
デメリット:売れ残っている理由を確認する必要がある
分譲住宅の売れ残りは、安く買える可能性がありますが、それには理由があります。
周辺環境は特に重要なポイントです。
騒音や臭気の問題があったり、交通や生活施設の利便性が低かったりすることもあります。
分譲住宅の売れ残りを安く買うには、その物件がなぜ売れ残っているのかをしっかりと確認する必要があります。
自分にとって許容できる範囲内の欠点であれば問題ありませんが、将来的に不利益や不満になる可能性のある欠点であれば注意が必要です。
中古物件の分譲の場合も現地の確認は超重要。
設備はリフォームで直すことができるが、構造部分が痛んでいる場合にはリフォーム費用が高額になりがち。
手をかけた時に費用が大きくかかる部分の確認は抜かりなく実施した方が良いよ。
分譲住宅の売れ残りを安く買う成功事例
分譲住宅の売れ残りを安く買う成功事例について、以下のように紹介します。
成功事例:分譲地の最後の一軒を大幅に値引きして購入した
物件は、3LDKの平屋で、庭も広く、駅からも徒歩10分以内という立地でした。
しかし、業者は、分譲地の他の物件がすぐに売れたのに対して、この物件だけがなかなか売れなかったことで、在庫として抱えていました。
そのため、価格を下げる交渉に応じる姿勢を見せていました。
Aさんは、住宅ローンの審査に通ったことを証明する買付証明書で業者に対して積極的に値引き交渉をしました。
不動産業者は、Aさんが本気で購入する意思があると判断し、価格を下げることに同意しました。
結果的に、Aさんは、同エリアの物件よりも約1000万円も安く購入することができました。
分譲住宅の売れ残りを安く買うためのチェックポイント
分譲住宅の売れ残りを安く買うためのチェックポイントについて、以下のように説明します。
土地や建物の状態を確認する
分譲住宅の売れ残りは、安く買える可能性がありますが、その物件がなぜ売れ残っているのかをしっかりと確認する必要があります。
土地や建物の状態は、分譲住宅の価値や快適さに大きく影響します。
例えば、以下のような点に注意してください。
- 土地の形や面積、向き、高低差など
- 建物の構造や耐震性、断熱性、防音性など
- 間取りやデザイン、設備や仕様など
- 日当たりや風通し、眺望など
分譲住宅の売れ残りを見るときは、必ず現地に足を運んで実際に目で見て確かめてください。
また、建売業者や仲介会社に詳細な資料や説明を求めてください。
もし可能であれば、第三者の専門家にも意見を聞いてみるとよいでしょう。
現地の確認は絶対に必須。
「他の方に買われてしまうから早く買った方がよい、、、」
こんな不動産業者の言葉に甘えて現地を確認することなく購入することがないように要注意。
その上で、目に見えづらい分の確認も怠らないことが重要。
床下や建物の裏などもしっかり確認しましょう。
不動産業者や仲介会社の評判を調べる
分譲住宅の売れ残りを安く買うには、不動産業者業者や仲介会社との交渉が重要です。
しかし、交渉する前には、相手の信頼性や実績を調べることが必要です。
例えば、以下のような点に注意してください。
- 不動産業者や仲介会社の名前や所在地、連絡先など
- 不動産業者や仲介会社の登録番号や免許証番号など
- 不動産建売業者や仲介会社の口コミや評判など
- 不動産建売業者や仲介会社の過去の取引実績や紹介物件など
分譲住宅の売れ残りを見るときは、必ず不動産業者や仲介会社に名刺をもらって確認してください。
また、インターネットや雑誌などで情報収集をしてください。
もし可能であれば、過去に取引した人や知人にも意見を聞いてみるとよいでしょう。
住宅ローンなどの諸費用を比較する
分譲住宅の売れ残りは、価格が安くなる可能性がありますが、それだけでは判断できません。
分譲住宅を購入する際には、価格以外にもさまざまな費用がかかります。
例えば、以下のような費用があります。
分譲住宅の売れ残りを見るときは、必ずこれらの費用を把握してください。
また、他の物件や金融機関とも比較してください。
もし可能であれば、TVや新聞でも話題!モゲチェックでシミュレーションや相談をしてみるとよいでしょう。
さいごに
分譲住宅の売れ残りを安く買う方法をご紹介しました。
分譲住宅の売れ残りは、買付証明書で価格を下げる交渉ができるというメリットがありますが、売れ残っている理由を確認する必要があるというデメリットもあります。
分譲住宅の売れ残りを見極めるためには、
- 土地や建物の状態を確認すること
- 建売業者や仲介会社の評判を調べること
- 住宅ローンなどの諸費用を比較すること
が重要です。
分譲住宅の売れ残りを安く買うには、慎重に判断してください。
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