「全館空調、最高に快適らしいけど…カビがヤバいって本当?」
「ダクトの中、見えないし…気づいたらカビだらけの空気を吸ってるんじゃ…」
「後悔ブログを読んで震えが止まらない…」
わかります。その気持ち、手に取るように。夢の快適生活をもたらすはずの全館空調が、実は「見えないカビを家中にブチまける最終兵器」かもしれないなんて、ホラー映画より怖いですよね。
結論から言いましょう。そのウワサ…半分は本当で、半分はウソです。
全館空調は、例えるならF1マシン。正しく乗りこなせば最高のパフォーマンスを発揮しますが、乗り手(家)と整備(メンテナンス)を間違えれば、即クラッシュ。この記事は、あなたがF1マシンを華麗に乗りこなし、カビの恐怖と永遠にオサラバするための「禁断の取扱説明書」です。
第1章:解剖!「全館空調がヤバい」の正体は3つの巨大モンスター
あなたが漠然と抱いている「ヤバい」という不安。その正体は、実は3体の凶悪なモンスターです。まずは敵の姿をハッキリさせましょう。
「ヤバい」の正体 解剖図
① モンスター「健康クライシス」
カビ胞子を24時間吸い込み続け、咳、アレルギー、最悪の場合「夏型過敏性肺炎」など家族の健康を蝕む最凶モンスター。
② モンスター「サイフブレイカー」
高額な定期メンテナンス費用、10年に一度のダクト清掃(20万超えも)、故障時の修理費(50万超えも)…と、あなたの財布を破壊し続ける凶悪犯。
③ モンスター「後悔ジェネレーター」
「焼肉の匂いが家中から消えない…」「家族で体感温度が違いすぎる!」など、”こんなはずじゃなかった”という後悔を無限に生成する精神攻撃タイプ。
どうです?敵の姿が見えてきましたか?これらのモンスターは、ある「特定の条件」が揃うと、あなたのマイホームに召喚されてしまうのです。
第2章:なぜ?あなたの家が「カビ培養キット」になるメカニズム
そもそも、なぜ全館空調はカビやすいと言われるのか?それは、家中に張り巡らされたダクトが、カビにとって「天国のような環境」になり得るからです。
カビ様が降臨する3種の神器
温度 (20-30℃)
人間が快適な温度は、カビ様にとっても快適。
湿度 (75%以上)
冷房時の結露が、最高の潤い(水分)をプレゼント。
栄養分 (ホコリ)
室内のホコリが、カビ様にとってご馳走ディナーに。
この3種の神器が揃ったダクトから吹き出す空気…それはもう、ただの空気ではありません。「カビ胞子拡散ブレス」です。考えただけでゾッとしますよね。
第3章:【最重要】F1マシンに乗る資格はあるか?禁断のチェックリスト
では、どうすればカビ帝国を建国させずに済むのか?答えはシンプル。
「そもそもカビが住めない家(=結露しない家)を建てること」
これに尽きます。どんなに高性能な全館空調を入れても、家が「スキマ風だらけのボロ小屋」では意味がありません。あなたの家は、F1マシンを置くにふさわしいガレージですか?
【導入NG】カビ帝国予備軍の家 | 【導入OK】カビ様が逃げ出す鉄壁要塞 |
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家の気密性能(C値)が悪い C値 > 1.0㎠/㎡ |
家の気密性能(C値)が超高い C値 ≦ 0.5㎠/㎡ |
除湿機能への理解がない ハウスメーカーに言われるがまま、除湿方式を気にしていない。 |
除湿機能を最重要視している 特に梅雨に強い「再熱除湿」機能など、カビ対策に有効な機種を自ら選んでいる。 |
メンテナンスを舐めている 「掃除なんてフィルターくらいでしょ?」と高を括り、年間コストを計算に入れていない。 |
メンテナンスを愛している 年間の保守契約費用や、10年後のダクト清掃費用まで含めて資金計画を立てている。 |
もしあなたの建てる(建てた)家が左側の「カビ帝国予備軍」なら、全館空調の導入は諦めたほうが賢明かもしれません。それくらい、家の性能がすべてなのです。
最終章:もう迷わない!カビと無縁のパートナー(業者)を見つける方法
…と、ここまで読んで、
「C値とか言われても
素人には無理ゲーだろ!」
と叫んだあなた、100点満点の回答です。
そうです。こんな専門的なことを、家づくり初心者が一人で判断するなんて不可能。だからこそ、「カビのリスクを熟知し、鉄壁の家を建てられるプロ」をパートナーに選ぶ必要があるのです。
でも、どうやってそんなプロを探すのか?一社一社、モデルハウスを回って「あなたの会社のC値は?」なんて聞いて回りますか?…大変すぎますよね。
そこで、賢い家づくり冒険者たちが使っているのが、「プロ集結の酒場」とも言うべきネットの一括資料請求サービスです。
もう、カビの恐怖に怯えるのは終わりにしませんか?
家から一歩も出ずに、あなたの地域の「全館空調と高気密・高断熱住宅のプロ」複数社から、具体的なプランや見積もりが無料で手に入ります。
「この会社は、ちゃんとカビのリスクを分かっているか?」を、自宅で見比べられるのです。
※送られてくるプランを見れば、その会社が家の性能を重視しているか一目瞭然です。
【参考文献】
- 厚生労働省 | シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会
- 文部科学省 | カビ対策マニュアル
- 日本アレルギー学会 | アレルギー疾患の手引き