2025年12月現在、日銀の「追加利上げ」のニュースを見て、震えているそこのあなた。
慌てて固定金利への借り換えを検討したり、「繰り上げ返済しなきゃ!」と虎の子の貯金を崩そうとしていませんか?
「だってニュースで『金利ある世界』って言ってたし! 親にも『変動金利なんてギャンブルはやめろ』って怒られたし! 今すぐ固定に逃げたい!」
落ち着いてください。今、固定金利に逃げるのは、「台風が去った後に高い保険に入り直す」くらいナンセンスです。
むしろ、インフレが進む今こそ、変動金利という名の「最強の投資ツール」を使い倒すべきなのです。
この記事では、銀行員も不動産屋もポジショントークで口を濁す「インフレ時代の正しい借金活用術」を解説します。
【結論】
変動金利の上昇を恐れる必要はありません。むしろ「低金利で長く借りて、手元資金を運用する」ことが、資産形成の最適解です。
なぜみんな「固定金利教」に入信したがるのか
日本人は「安心」にお金を払いすぎです。現状の金利差(イールドギャップ)を直視しましょう。この差こそが、あなたが払おうとしている「莫大な安心料」の正体です。
📉 2025年末の金利現実
「将来上がるかもしれない」恐怖のために、
「今確実に高い」コストを払いますか?
※金利差 約1.6%!
3500万円借りた場合、月々の支払いは固定の方が約2.5万円も高い。
今すぐ固定金利に借り換えるということは、「来月から毎月2.5万円をドブに捨てる」契約をするのと同じです。
その2.5万円、変動金利が本当に上がってから払えばよくないですか?
【図解】「借金=悪」は昭和の遺物。最強の投資ロジック
インフレ時代において、借金は「敵」ではなく「味方」です。
なぜなら、お金の価値は年々下がっていくからです。
💡 お金の価値が溶ける魔法
- 💹 インフレ率(物価上昇): 年2〜3%
- 🏦 変動金利: 年0.7〜0.9%
これ、どういうことかわかりますか?
「物価が上がるスピード」>「利子のスピード」の状態です。
つまり、銀行からお金を借りているだけで、実質的には「借金の価値が目減りして得をしている」状態なのです。
繰り上げ返済はするな!「0.7% vs 5%」の錬金術
真面目な人ほど「早く返さなきゃ」と繰り上げ返済をしますが、それは投資の機会損失(もったいない!)です。
住宅ローンという「超低金利の資金」をキープしたまま、手元資金を「新NISA(全世界株など)」に回すべきです。
💰 現代の錬金術(イールドギャップ)
住宅ローン
コスト
0.7%
新NISA運用
リターン
5.0%~
銀行に繰り上げ返済しても、利息が0.7%減るだけ。
しかし、そのお金をS&P500などで運用すれば、長期的には年平均5〜7%のリターンが期待できます。
「安い金利で借りて、高い利回りで運用する」。これが富裕層の常識です。
もし金利が暴騰したら?「現金の防壁」で殴り返せ
「でも、将来金利が5%になったらどうするの?」
その不安に対する答えはシンプルです。
「その時に、運用で増やしたお金で一括返済すればいい」
一番のリスクは、手元の現金をすべて頭金や繰り上げ返済に使ってしまい、「現金がない状態で金利が上がること」です。
手元に流動性の高い資産(株や投信)があれば、いざという時にいつでも返せます。それまでは、低金利の恩恵をしゃぶり尽くせばいいのです。
今すぐやるべき「0.1%を削る努力」
変動金利で行くと決めたなら、やるべきは「1円でも安く借りる」ことです。
0.1%の金利差は、35年で数十万円〜百万円の差になります。面倒くさがらずに比較しましょう。
⚡ 最強の投資ポジションを取りに行こう
銀行は待ってくれません。あなたの信用力を武器に、一番有利な条件を引き出してください。
「借り換え」も「新規借り入れ」も、一括比較で今の最安値を知ることから始まります。
※注意:来月の金利改定で条件が悪くなる可能性があります。
完全無料!住宅ローンの一括比較で
「最安の金利」を確認する >
※入力は数分。シミュレーションだけでもOK。
参考文献
- 日本銀行「金融政策決定会合 議事要旨(2025年12月)」
- 総務省統計局「消費者物価指数(CPI)推移」
- 住宅金融支援機構「住宅ローン利用者の実態調査」
- モゲチェック「住宅ローン金利予測レポート」