「スウェーデンハウスの営業マンは『カビは生えません』と言った。でも、物理的にありえない…」
「どんなに完璧に施工しても、壁の中で結露は起きる。グラスウールはその水を吸う。そして…」
北欧デザイン、圧倒的な断熱性能。その美しい仮面の裏で、あなたが心の奥底で感じている「拭いきれない不安」。その正体は、物理原則という、誰にも覆すことのできない冷徹な事実に他なりません。
この記事は、あなたを安心させるためのものではありません。むしろ逆です。
これは、ハウスメーカーが決して語りたがらない「不都合な真実」を、建築科学という名の白日の下に晒し、なぜグラスウールを採用した高気密住宅が「カビという名の時限爆弾」を内包するのかを、徹底的に論証する「告発書」です。
読み終わる頃には、あなたは甘い営業トークに騙される無垢な購入者から、メーカーの利益構造と物理原則の矛盾を見抜く、冷徹な「賢者」へと変貌を遂げているはずです。
なぜ、この記事があなたの家づくりを「救う」のか
- 【物理の鉄則】なぜグラスウールが「必然的」にカビの温床となるのか、その逃れられないメカニズムを完全解剖。
- 「完璧な施工」という幻想を粉砕。気密シートがいかに脆く、無力な存在であるかを暴く。
- なぜメーカーはカビのリスクを知りながらグラスウールを使い続けるのか?その「利益優先」の構造を暴露。
- あなたの家族と資産をカビから守るための、唯一にして絶対の「次の一手」を提示する。
第1章:物理原則という名の死刑宣告|なぜ結露は「必ず」起きるのか
話は非常にシンプルです。夏、冷蔵庫から出した冷たい缶ジュースの周りに水滴がつく。あれが「結露」です。暖かい空気が冷たいものに触れて、空気中の水分が水に変わる。誰にも止められない物理現象です。
冬の壁の中は、この「冷たい缶ジュース」と全く同じ状況にある。
室内は暖房で22℃、室外は氷点下。この絶望的な温度差が、壁の中に充填されたグラスウールの繊維一本一本に襲いかかります。どんなに完璧に施工したつもりでも、わずかな湿気を含んだ空気が壁内に侵入すれば、それは外壁側で必ず冷やされ、結露します。
壁の中の悲劇
【冬:室内22℃ / 室外0℃】
室内の暖かい湿った空気が、壁の中にわずかに侵入
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グラスウール繊維の「外壁側(0℃に近い部分)」に到達
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空気は急激に冷やされ、飽和水蒸気量が低下
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行き場を失った水分が結露し、グラスウールはジメジメの湿地に変わる
第2章:「完璧な気密」という砂上の楼閣|なぜ気密シートは無力なのか
メーカーはこう反論するでしょう。「だからこそ、室内側に完璧な防湿気密シートを施工している」と。しかし、それはあまりにも脆く、あまりにも非現実的な希望的観測に過ぎません。
気密シートが破れる101の理由
0.1mm厚のビニールシートに、家の気密を30年以上も依存する。これがどれほど無謀なことか。
【施工時のリスク】
・タッカー(ホチキス)の打ち損じ
・シートの重ね合わせ部分のテープのわずかな浮き
・コンセントボックス周りのミリ単位の隙間
【入居後のリスク】
・壁に絵を飾るために打った一本の釘
・家具の角が当たった衝撃
・地震や家の乾燥収縮によるズレ
たった一つの穴が、ダムの決壊の始まり。そこから何年にもわたり、湿気が壁の中に供給され続けるのです。
第3章:利益のカラクリ|なぜリスクを知りながらグラスウールを使うのか?
これほどのリスクを内包しているにも関わらず、なぜ多くのハウスメーカーはグラスウールを使い続けるのでしょうか?答えは、悲しいほどにシンプルです。
安くて、施工が楽で、利益率が高いから。
カビが生えない、結露に強い断熱材(硬質ウレタンフォームやフェノールフォームなど)は、他にいくらでも存在します。しかし、それらは材料費が高く、施工にも手間がかかる。つまり、メーカーの利益を圧迫します。
断熱材 | 材料コスト | 対湿気性能 | メーカーの利益 |
---|---|---|---|
グラスウール | 安い | 極めて低い(水を吸う) | 高い |
硬質ウレタンフォーム等 | 高い | 高い(独立気泡で水を吸わない) | 低い |
あなたの家の壁の中の健康より、自社の利益を優先する。これが、グラスウールを標準採用し続けるメーカーの、語られることのない本音なのです。
結論:あなたの家族と資産を守る、唯一の道
ここまでお読みいただいたあなたは、もう営業マンの甘い言葉に惑わされることはないでしょう。
最終警告:あなたが取るべき行動
スウェーデンハウスのデザインや思想は素晴らしい。しかし、標準仕様で「グラスウール」が使われている限り、カビのリスクは物理的に避けられません。
あなたの家づくりは、メーカーの言うことを鵜呑みにする「お任せ」であってはなりません。断熱材の種類、それぞれのメリット・デメリットを自ら学び、比較し、選択する「闘い」なのです。
あなたのその深い不安は、最高の家を建てるための最高のセンサーです。そのセンサーを信じてください。
次は、あなたが動く番です。
グラスウール以外の断熱材を標準採用しているメーカーは、他にたくさんあります。彼らがなぜその断熱材を選んだのか、その哲学と技術を、あなたの目で確かめてみませんか?
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※あなたの家づくりを、メーカーの利益の犠牲にしてはいけません。
参考文献
- 建築物の省エネルギー基準(国土交通省)
- 一般社団法人 住宅性能評価・表示協会「新築住宅の住宅性能表示制度ガイド」
- 各種断熱材メーカー(旭ファイバーグラス、ダウ化工、カネカ等)の技術資料
- 各種建築専門誌及び温熱環境、結露に関する学術論文